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第三十二回 平蜘蛛P「『THE IDOLM@STER -シンデレラフープ-』を見ろ!」

■どんなに長くてもこれだけは見る!

2008年秋、まだ見る専だった頃に「ノベマス」というジャンルに出会って以来、リスペクトしているPや作品は数多く見つけて来ましたが、その中で皆さんに是非とも見て頂きたい作品は何か?

散々悩みに悩みましたが、今最も私を惹きつけてやまないこのシリーズを推させて頂きます。




玉ふたつP
THE IDOLM@STER -シンデレラフープ- (2012 4/22~)


タグピックアップ:アイドルマスターシンデレラガールズ ハードラックとダンスっちまった
オフェンスに定評のある尻


リアル生活との兼ね合いもあり、近頃どうしても15分を超える動画は視聴をためらってしまうのですが、この作品だけは例外でどんなに長くても真っ先に見てしまいます。そんな魔力を秘めたシリーズです。

タイトルからお察しの通り、この作品は『モバマス』こと「アイドルマスター シンデレラガールズ」を扱ったシリーズです。そのため、もしかしたら万人にお薦めできる作品ではないのかもしれない。それでも私は「このノベマスを見ろ!」と強く言いたいのです。


■圧倒的な熱量の群像劇

それではどんなお話なのか、序盤のあらすじをざっくりと書かせて頂きます。

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 9歳から31歳までの女の子達によって行われる
 超人気女子バスケットボール大会『シンデレラフープ』
 その花形プレイヤー天海春香に憧れる【島村卯月】は
 やりたい事、頑張れる事を見つけられず葛藤の日々を送っていた。
 
 一方、かつて天才バスケ少女と呼ばれ
 本場アメリカへ留学していた【渋谷凛】は
 現地で挫折を味わい、三年ぶりに日本へ帰国する。
 
 そんな二人は、とあるコートで
 前回のシンデレラフープ出場者【愛野渚】と出会う。
 
 何者にもなれずただ憧れているだけだった卯月と
 「天才」という言葉に人一倍の自負とこだわりを持つ凛
 正反対の二人が出会ったことによる化学反応は周囲を巻き込み
 やがて二人は日本女子バスケ界の「新世代」として成長していく……
----------------------------------------------------------------------

とまぁ、こんな始まり方をする超王道のスポ根ストーリーでして、とにかく熱い。
この文章を書いてる時点での最新作である第18話は、あまりの熱量にアテられて涙をドバドバ流しながら視聴していました。

主人公格は前述のしまむらさんとしぶりんの二人ですが、熱いのは彼女だけではありません。チームメイトたちや次々と現れるライバルたちにも血と涙が沸騰するようなストーリーが用意されています。
特に主人公チーム【原田ウィニングラップ】のメンバー。彼女たちの過去との対峙と葛藤、そしてそれに決着をつける様に是非とも刮目して頂きたいです!



■絶妙なBGMチョイス

そしてその熱いストーリーを彩るのがBGMです。
お話と非常に合う選曲であるというのもさる事ながら、その使い方が実にイイんです。

私は常々、ノベマスが漫画やSSよりも秀でている点はBGMを付けられる事だと考えているのですが、この人は音楽を演出として扱うのが本当に上手い。特定のシチュエーションで同じ曲を何度も繰り返して使うことによって視聴者を調教し、パブロフの犬のごとくテンションを底上げする手法が素晴らしい!

先述の18話についてもクライマックスで見事にキマっていました。歌詞が状況に完璧にマッチしている上に、それが毎話毎話聴いていた曲だったので否が応にもこれまでのストーリーがリフレインしてしまうわけですよ。それによってそれまで毎回聴いていた「アレ」が実は伏線になっていた事がわかる。そりゃあ泣きますって。このカタルシスはホント皆さんに味わって欲しい!

あと玉ふたつP、あのアメフト漫画好きでしょ?w



■「シンデレラガールズ」というノベマス・フロンティア

さて、ここで話を切り替えますが、「シンデレラガールズ」をノベマスで扱う場合、これまでのアイマスシリーズとは大きく異なる部分があるかと思います。それはキャラクターの深め方です。

従来のアイマスシリーズを中心としたお話の場合、765プロ(場合によってはプラス961,876,東豪寺プロ)に内面をいかに深く掘り下げていくか、というのがストーリーを作る上での基礎だったと思います。いわば「内向きの追求」です。

それに対してモバマス。こちらでも勿論そういう手法でお話を作ることはできるでしょうが、「外向きの追求」も可能です。

なにせ百数十人のキャラクターです。公式が用意した彼女たちの設定が、たかだか数枚のイラストと僅かなセリフパターンのみだったとしても、それらを曼荼羅の如く繋ぎ広げていけばそれだけでひとつの世界観を作り出すことが出来ます。これによって総勢わずか13人の765プロでは難しかったストーリーが描けるのです。

『シンデレラフープ』はまさしくそんな作品です。
チームスポーツを題材とした作品は登場人物が膨大な数となります。主人公の所属するチームについては全員しっかり描く必要がありますし、対戦する相手チームも、トーナメント戦を描くのであればひとつやふたつでは収まりません。さらにライバルがぶつかるチームはどうするの? コートの外の人間模様は?? と、とにかくキャラクターが必要になってきます。それら全てに焦点を当てるお話はこれまでのアイマスでは非常に難易度の高いものでした。

その点、モバマス(今ではグリマスも?)にはいくらでもキャラがいます。作者の風呂敷に包める限りは使い放題登場させ放題です。その為、私はシンデレラガールズをノベマスに新たな姿をもたらしてくれるフロンティアであると考えています。



■コレ作ってるとき絶対楽しかったろうな

さて、『シンデレラフープ』について思うことをだらだらと書いてきたわけですが、「ストーリーが熱いから」とか「BGMがイイ」とか「モバマスに可能性を感じたから」とかだけだったら私もこの機会に取り上げようとは思わなかったでしょう。
何よりも私がこのシリーズに魅入られている最大の理由は、このシリーズからひしひしと伝わる「動画を作ることへの歓喜」なんです。
このシリーズを見ている時、私は「この人コレ作っている時、楽しくてしょうがなかったろうなぁ」といつも思わされます。そして見ているこっちまで楽しくなってくる。

そもそも玉ふたつPは異形の作風を持っているお方でして、彼のデビュー作は「雪歩に対する愛情の塊」みたいなシロモノでした。具体的な内容は敢えて書きません。是非ともその眼…いやその耳で確かめていただきたいのでw
(そのデビュー作から溢れ出るパッションは『シンデレラフープ』にも「SE」という形で脈々と受け継がれていますw)

その頃の作風と『シンデレラフープ』は一見大きく異なりますが「コレ作ってるとき絶対楽しかったろうな」というのは変わらずに伝わってきます。そして私は、二次創作においてそれが最も大切だと思うのです。この界隈、楽しんだ者勝ちです

このシリーズをただ動画としての出来だけで見た場合、特別洗練されているわけではありません。それどころかある種の「野暮ったさ」すらあります。絵が特別上手いわけではなく、豪華なエフェクトが使われているわけでもない。ゲーム本編のPV(そもそもモバマスにそんなもの存在しませんが)やMMDによるダンスシーンがあるわけでもない。だからパッと見では良さが伝わりにくい動画です。熱いストーリーや選曲も裏を返せば「とても泥臭い作風」と言えます。

けど、それでも突き刺さるモノが確実にあります!

この作品には感情が乗っています。視聴者が思わず「うおおおお!!」っと昂ってしまう。そんなシーンが『シンデレラフープ』には山ほどありますが、そこを作っている時は玉ふたつP自身も「うおおおお!!」っと昂ぶっているのではないでしょうかw 「俺はこういうのでテンションが上がるんだ、お前もそうだろ!?」と言われているような気がしてきます。そんな動画が生まれるのは制作を心底楽しんでいるからなんだろうと、私は思っています。

故に、私は玉ふたつPを全力でリスペクトし、ニコレポに『シンデレラフープ』の文字が表示されるのを毎日楽しみにしているのです。





平蜘蛛P






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