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第十二回 中南海のノベコラ「ノベマス今昔」

最初のノベマスが投稿されて、早くも六年。

当然、色々な流行り廃りがありました。
時代の流れ、というのもありました。

今回はそんな時代の変化を追いかけてみようと思います。
が、まずはこちらの二つの動画を見て頂きたい。

『あっというま劇場』シリーズ ストレートP


まずひとつはこちら、ご存知ストレートPさんのシリーズ。
初期のノベマス路線を決定付けた作品です。
汎用立ち絵、紙クリ、事務所背景……、
多くの方がこの動画から、ノベマスデビューを志しました。

このスタイルから、ノベマスの歴史が始まります。

そして比べて欲しいのは、

『私の夜明けは殺されました』シリーズ 天下P(2012 9/8)


こちらは天下Pさん、投稿は去年の9月。
さっきの動画から下って4年。
シナリオ、背景、BGM……、
ストレートPの動画とは何もかも違う。
もはや765プロすら出番なし、もはや映画か何かの様。

この激変の合間、一体なにがあったのでしょう?
ノベマスの変化、流行の変化。

それを追いかけるのが今日のテーマです。
どうぞ、お付き合い頂ければ。

●黎明期

『フェロデューサーさん』シリーズ 酷くないP


記憶に残る名筆、酷くないPさんです。
この作品は当時の「面白いノベマス」をよく表しています。
事務所背景、日常物コメディ、Pとアイドルの絡み、
これが当時のスタンダードでした。

その中での酷くないPさん。
やはりそういったスタイルを踏襲した創りです。
しかし独特の笑いを取る言い回し、シナリオの急転、
どれを取っても見事でした。


ストレート一門を中心にこのスタイルが人気を博し、酷くないPさんの様な筆力を活かすPさんも多数登場。
ノベマスは大いに盛り上がりました。
とはいえ、皆このスタイルではいずれ飽きが来ます。
そうして時代の転換点がきました。


●中期


『二人の思い出』シリーズ ボン太くんP


ひとつはこちら、ボン太くんPの動画です。
正確には架空戦記ですが、フルバースト・トリガー。
紙クリにはありえない位ぬるぬる動く動画、
雰囲気たっぷりの演出。

紙クリに慣れきってた当時の視聴者は度肝を抜かれました。
そしてもうひとつが。

『【目指せ爆伸び】ハイレベル! ノベマス講座【基礎編】』 哀川翔P


そしてもう一つはこちら、哀川翔Pさんの講座です。
カメラ、視点誘導、サムネ、タイトル。
ノベマスの世界に新しい概念を持ち込みました。

そのテーマは「数字を伸ばす」、
誠に気合の入った時代でした。

さて、これらの動画の薫陶を受けて迎える新時代。
時代は大演出時代へ。


『ディライトスーパーノヴァ』シリーズ 平蜘蛛P


例えばこの方、平蜘蛛Pさん。
ご覧下さい圧倒的な演出力!

この頃の動画としては。
事務所、Pとアイドルの関係を描くスタイルを踏襲しつつ。
雰囲気あふれる演出を最大限に生かした「ガチノベ」スタイルが多数登場、注目を集めました。その過程で、「アイドルの内面」に深く切り込んだ物が登場します。

そういえば連載の途中で突然演出が桁違いになったりするのも、この頃の風物詩。
きっと講座をみたのでしょう。


『穴の中で、雪歩と真』 ヘンリーP


あんまりガチ演出と縁のなかったコメディにおいても、Aviutlを活かした工夫が。
この作品では、往復するランタンが視点を効果的に誘導して、本来見にくいセリフ枠の不在を補っています。

ランタンの往復時間から穴の深さを計算したくてうずうずする視聴者を量産しました。

こんなふうに。
シナリオにおいて、演出において。
「差別化」を目指す努力の元にノベマス界が多様化し始めます。

もっと新しく、もっと新しく。

この頃のノベマスでは。
過去の主流、Pの出てくる動画は少数派、事によっては765プロさえ無関係。
アイドル同士の絡みをメインに据えた動画が主流となっていきました。

そうして、また時代は下っていきます。


●後期

『夢子と考える! 動画を作る心構え!【ニコマス講座?】』キャッキャウフフP


さて、11年後半~12年のノベマス講座には特徴的な一言が登場します。

「伸びなくてもいいよ」「作りたいものを作りなさい」

ある意味では、Pさんの悲鳴なのかも知れません。
多様化すればニーズもばらけて、今まであった「これをやれば伸びる!」という型がなくなります。

「伸びるかなんてアテにしないで、作りたいもの作ろうよ」

そんな時代のPは、また面白い傾向を示しました。


『夏を見渡す丘で 』シリーズ 格無しP


主人公がオリキャラ。
知らない人同士が、知ってる歌を軸に会話する導入。
とても自由な作品です。

しかし、自由ゆえにやりたい事ができる。
イラスト、構成共にとっても自由度の高い作り。

いかにも楽しそうですよね、こういうの。

この作品や冒頭の天下Pをはじめ、
既存の枠に捕らわれない作品が多く登場します。


『裏方の想い』 LandyP


この頃の一大事件として、アニメが放送されました。

アニメの内容を受けたノベマス。
特に千早の家族などにフィーチャーした正統派ノベマスも復活し、盛り上がりました。

こちらの作品もその一つ、作品を支えた裏方を想像したノベマスです。
アニマス後は、小鳥さんをテーマにしたノベマスも多数ありましたね。
シナリオの裏側を膨らませてお話を作る。
最近では珍しい、「二次創作らしい」ノベマスと言えます。

また、アニマスで皆考える「もしも」。
そこに焦点を当てた動画も登場しました。

『つばさをください』あだちP


『アイドルマスター 第2X話「you」』 むろP


多くは語りませんが、お勧めの動画です。

このような、真面目な作りの「ガチノベ」が多く評価されるきっかけというのも、個人的にはアニマスだったのではないかと思います。


●まとめ

変化し続けたノベマス界ですが、この先はどうか。
再生数はきっと取りづらくなりますが、しかし。

本当の意味での「お話作り」に帰って行くのではないでしょうか。

「作りたい話を作る、好きなんだから」

黎明期にあった、この地点。
ここへ帰っていくのだろうと思います。
そういう方々に支えられて、ノベマスはこれからも続くと思います。

ノベマスはこれから、面白くなりますよ。
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