スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第九回 中南海のノベコラ「ノベマスPのインプット~小説コラボから~」


創作にはインプットが大事、といいます。
それはノベマスにも言える話。

ノベマスもテキストですから、そこには文章の巧拙があります。
またノベマスは映像ですから、そこには演出の巧拙があります。

では、どうやってそれを鍛えるか。
先賢に触れるのはとても良い手段です。

色々なインプットが自分の中でかき混ざり、やがて自分の味になります。

ジョジョの荒木先生は、漫画の世界にロックを持ち込み、
ミケランジェロを持ち込んで、独創的な世界を造り上げました。
ビートルズは、それまでのジャズやクラシックの技巧を詰め込んで、
新しい音楽を生み、世界を魅了しました。


話が大きくなりすぎましたけれども。
では、ノベマスPはどこからネタを仕入れてくるのか。

同じテキストとして、小説はとても良い先輩だと思います。

そこで今回のお話。
今日はノベマスにおける小説のパロディをご紹介致します。
それを通して、Pさんが好きな作家先生を見てみましょう。

各Pさんの普段の作品と見比べると、受けた影響がわかるのかもしれませんよ。

「で、EGFはまだ?」 秋山瑞人

『愛の巣劇場』シリーズ 瑞P



秋山瑞人のラノベは面白い!
それぞれの状況における「スピード感」や「雰囲気」を表現する手法が絶妙なんですよ。
それを支える独特の言い回し、中毒になる程の魅力があります。

また「上げて落とす」ストーリーが大得意。ゆるーい雰囲気に騙されていると、場面一転突然に……。
何よりラスト直前まで書いておいて完結編出さずに放置、という手法でファンを絶望のどん底に叩き落としました。

そんな秋山瑞人からP名を取った方が瑞Pさん。
独特の言い回しや、何とも言えない朗らかな空気感をしっかり表現。

死人も出ないし突然宇宙人が降ってきたりもしないので、安心して観られます。

また、嘘M@sに突然10本以上寄稿する姿は、個人的には「風呂敷を広げて投げ出す」秋山先生と見事にシンクロ。
……と思ったら完結まで続いた様で、安心しました。
あと何作残ってるのでしょうか。


「このコラムでは以降『あ』が使えません」 筒井康隆

『偶像に口紅を』シリーズ 
饅頭によく入ってる黒っぽくて甘味な豆を潰した具の名前P(ごめんなさい!)


色々トチ狂った作風でお馴染みの筒井康隆。今でも覚えてる『最後の喫煙者』。
喫煙は犯罪だってタバコ吸ってる人達がもりもり銃殺されてく話でした。
そんな「風刺」や「狂気」に、ナナメに構えた文学少年はもうメロメロ。

ニコマスとしては、おっさんホイホイに分類されるやも。

こちらはそんな筒井先生の『残像に口紅を』をモチーフにした作品です。
この作品、小説なのにどんどん文字が使えなくなって行くんですね。いわば創作界の縛りプレイ。

そんな雰囲気を絶妙に再現。
テキストに「五十音で『い』の前の言葉」が使えなくなり、「る」を縛り、どんどん言い回しを変えて。四苦八苦する作者さんにふたつぶ面白い作品です。

(※これ以降「あ」を使わせてください。
  P名はあんこPさんです。どうも失礼しました。 中南海)


社会風刺とすこし不思議」 星新一

ニコマス的なおっさんには絶大な人気を誇ったのではないでしょうか。
多くの方がファンを公言されています。

私たちの世界と似てるんだけど、少し違う。
「すこしふしぎ」の世界観とサラリと読める短編。
反面、社会風刺を盛り込んだシナリオは読み応え抜群。

ショートショートと呼ばれる数ページの短編はノベマスとも相性がいいらしく、
いくつかの短編がノベマス化されています。

【im@s×星新一】 アイドル達の星新一劇場 ゆきとどいた生活 井川KP


こちらは井川KPさん。
近未来、理想的な生活が機械によって達成された世界。
人は何一つ苦労せずに生きていける、はずですが……?

こういう「理想的な生活の落とし穴」という話型、多かった気がします。

ちなみに井川KPさんは、ネタ元として2chの「やるおスレ」を活用されてるそうで。
相性の良さを見ると、なるほどなぁと思わされます。

【NovelsM@ster】「リモコン」 利休P


またこちらは利休Pさん。

ちょっと和やかな話。なのかな?
ほとんど私たちの生活と一緒だけど、少し違う。
そんなヒネリの効いた作品が持ち味。オチにはみんなきっとびっくり。


「月が綺麗ですね」 夏目漱石

『響き渡る声』シリーズ ハリアーP


日本の誇る明治の文豪、夏目漱石。
国語の教科書で「こころ」を読むのは日本人共通ではないでしょうか。
江戸時代の人達が文明開化で失った「日本人はどう生きるべきか」というテーマ。
これを小説を通じて模索されたと言われております。

そんな夏目先生のコアなエピソード、だったはずですが。
今やニコマス界では知らない人がいなくなってしまいました。
というより、知らしめたシリーズと言うべきでしょうか。
響の中の人も見たというハリアーPさんのシリーズです。

ハリアーPさんは本当にインプットの幅が豊富。
2chのスレをネタに一本書いたり、ソリティアについて語ってみたり。
星新一さんの短編をネタにされた事もあったので、お好きなのかも知れません。

インプットの幅の広さには毎回毎回驚かされてばかりです。


・・・・・

さて、今回は文章多めでお送りいたしました。
小説コラボ作品も色々あります、機会があれば改めて。
こういうコラボは逆流して作家さんに興味を持てたりして、私も大好きなシリーズです。

ノベマスPのインプット先、まだまだ色々あることでしょう。
ギャルゲー、ビジュアルノベル、映画、小説、漫画。
創作界の先輩は色々います。作品を通じて、影響を受けた作品について思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。

さてノベマスPの皆さん、あなたの影響を受けた作家先生はどなたでしょうか?
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。